よくある質問

  1. いつごろ大腸検査を受けた方がいいでしょうか?
  2. 何日間か下痢が続くので心配です
  3. 大腸内視鏡検査は痛いでしょうか?
  4. もし大腸にポリープが見つかったら、どうすればいいですか?
  5. 痔を患っており、先日出血しました。大腸癌が心配です。
  6. 毎年バリウムで要検査といわれますが、なぜでしょうか?胃癌も心配です。
  7. 経鼻内視鏡検査は通常の内視鏡検査に比べて痛みもあまりないと聞きましたが、実際にはどうでしょうか?
  8. 最近よく咳込んだりするので、食道癌・下咽頭癌が心配です。またどのような症状でしょうか?
いつごろ大腸検査を受けた方がいいでしょうか?
大腸がんは症状(出血、下痢・便秘・狭小便などの便通異常、腹痛・腹満)が出たときには既に進行がんです。
「40歳になったらまず一度は大腸内視鏡検査を」と薦めていますが、30歳代でも何人も進行がんが発見されています。
便潜血検査は、陰性でもポリープが多発していたり、陽性でも痔だけであったり、100%の検査ではありません。
本当に心配するのであれば、大腸内視鏡検査をお勧めします。
初期がん(線腫内癌・粘膜内癌)の状態で発見され、内視鏡治療できれば完治可能です。
きれいな大腸であれば、4~5年に1度の検診で良いと言われています。
私は大腸内視鏡検査を3年間隔で2回受けました(41歳時と44歳時)。
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何日間か下痢が続くので心配です
感染性の腸炎の場合は大抵数日から長くても2週間で下痢・腹痛は治ります。
しかし、それ以上長期に下痢が続いたり出血を伴う場合は、慢性的な炎症性の腸疾患や、ストレス性の過敏性腸症候群の可能性があります。
これらの疾患は10代後半でもありえますので、一度を大腸内視鏡検査行っておく必要があります。
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大腸内視鏡検査は痛いでしょうか?
大腸の長さ・太さ・形状には個人差があり、概して痩せた便秘がちの高齢の女性は、狭い腹腔に長い大腸がくねくねと収められていますので大変です。
S状結腸に憩室の多い人、腹部の手術(特に子宮全摘術)後の方も苦労する場合があります。
まず盲腸・回腸末端まで挿入してから、スコープを抜去してくるときに注意深く観察するのですが、盲腸到達時間が2~5分(5割ほど)なら全く痛くありません。
6~9分程度(4割ほど)の場合は1.2箇所、引っ張られるような痛みがあります。
10分以上(1割以下)かかる場合は前述のような方ですが、少し我慢してもらうこともあります。
2回目以降の方は、どの部位でどのように苦労するのか分かっていますのでスムースに検査できることが多いのですが、何回行っても大変な方は、鎮静剤を用いて少し眠くなった状態で検査を行うこともできます。
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もし大腸にポリープが見つかったら、どうすればいいですか?
腫瘍か腫瘍でないのか、切除するべきかしなくて良いのかは、拡大観察して粘膜模様(pit pattern)を考慮して判断します。
腫瘍で5mm以上のものは切除し、4mm以下なら生検(細い鉗子で挟み取る)で対処します。
良性でも10mm程度のものは切除します。
切除後は、20mm程度までの場合は日帰り手術で行っていますので、入院せずに自宅静養となります。
切除面は医療用クリップで縫縮しますが、自宅で出血する場合も稀にあります(0.3%程度)。
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痔を患っており、先日出血しました。
大腸癌が心配です。
痔は多くの方が持っている疾患です。
痔からの出血でも便潜血反応は陽性になりますし、下血もします。
しかし、痔の方も同頻度で大腸癌にかかります。
出血を痔のせいだと自分勝手に判断せず、一度は大腸内視鏡検査を行って下さい。
その後も4~5年に1度は検査すべきだと考えています。
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毎年バリウムで要検査といわれますが、なぜでしょうか?胃癌も心配です。
 バレット食道や胃潰瘍・十二指腸潰瘍瘢痕があると、何回バリウム検査を行っても毎回「要精密検査」となり、上部消化管内視鏡検査を受けるように指示されることになります。
また、バリウム検査でゲップをしてしまって胃が膨らまなかった場合や、胃切除後の方は「要精密検査」になります。
逆に、昨年までは異常がなくても、今年は新たに病気が出現することも当然ありますので、精密検査を受けて下さい。
「胃癌検診」として胃のバリウム検査は行われていますが、「検診」とは発見することによって「死亡率」を下げることを目的としています。
バリウム検査による検診は安全で普及した検査ですが、初期癌を発見することはかなり困難で、委縮のない粘膜にできた過形成性ポリープ、癌化とは関係ない胃・十二指腸潰瘍で「要精密検査」となることが大半です。
また、表在食道癌の発見は不可能です。
上部消化管内視鏡検査は、口腔~食道~胃~十二指腸まで細かく観察し、気になる箇所は拡大観察し、色素を散布し、組織を採取し病理検査まで行うことができます。
4型胃癌(スキルス)を見つけられないと言われていましたが、熟達した内視鏡医は見落としません。
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経鼻内視鏡検査は通常の内視鏡検査に比べて痛みもあまりないと聞きましたが、実際にはどうでしょうか?
メリット:経鼻内視鏡は通常の内視鏡より細径で、咽頭反射が殆ど無く、のどを通過するのが非常に楽です。
(従来の内視鏡でも、熟達した医師が行えば、たいした反射はありませんが、挿入時に中・下咽頭癌も観察していますので、少々苦労することがあります) 経口ではないため検査中に患者さんと会話ができます。
画質も以前の細径スコープよりは改善され、小病変の拾い挙げもかなり可能となりました。
幽門(胃の出口・十二指腸の入り口)の通過が円滑です。
デメリット:数%程度、鼻腔を通過できないことがあります。
機器の耐久性はまだ未確定。
消化管内にある唾液・粘液の洗浄・吸引に時間がかかる。
(拡大内視鏡は、見えてしまうために余計に時間がかかる。
) 搭載CCDが小さいため、画質が悪く、精密検査とはなり得ない。
(内視鏡画像は年々高解像度化し、拡大内視鏡では毛細血管レベルの診断が可能となった現在、診断力という点では15年前に逆行したものですが、バリウム検査よりは高精度で、内視鏡検査に対する恐怖心をなくして受診者総数を増やすという意義はあります。
ただ、経鼻経路で行う必要は無く、検査中に会話して集中力が散漫になってしまっては困るし、細径を経口で行えば麻酔も簡単です。
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最近よく咳込んだりするので、食道癌・下咽頭癌が心配です。
またどのような症状でしょうか?
 「固形の食物がつかえる・飲み物もなかなか下りて行かない」、「のどが痛い」、「よくむせる・咳が増えた」、「熱い物・冷たい物がしみる」、「体重減少・痩せ」、「息が臭い」などがありますが、症状が出てしまっては、既に進行癌で、手術若しくは化学放射線療法の対象です。
食道癌は、粘膜下層の深部に浸潤するとリンパ節転移率が40%にも達し、手術は頸部・胸部・腹部の3領域リンパ節隔清が必要となりますので、粘膜内にとどまった時期で食道癌は見つける必要性があります。
そのためには、症状が無くても定期的に内視鏡で検査し、それも高解像度の機種で行ったり、ヨード染色を行ったりします。
内視鏡治療可能な段階の食道癌は平坦で、バリウムでの検診では殆ど発見することは不可能です。
食道癌は男性に圧倒的に多く、飲酒・喫煙歴の長い人に多く、フラッシャー(酒を飲むと顔が真っ赤になる人)なのに長年鍛えて飲めるようになった人に多いことがわかっていますが、例外もあります。
最近は食道裂孔ヘルニアから食道炎、バレット食道になり、食道腺癌が発見されることが増えてきていますので、胸焼けの症状も放置していてはいけません。
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