マンモグラフィー

マンモグラフィーとは

40歳以上、50歳以上の方に対してマンモグラフィーによる乳癌検診を行います。若年者は高濃度乳房である頻度が高く、マンモグラフィーが有用でない場合もあります。

千葉市では検診を、50歳代は1方向撮影のマンモグラフィー、40歳代は2方向のマンモグラフィーを隔年で、30歳代は超音波検診を行っております。

当院では検診も精密検査も行っておりますので、検診表を持参の上、来院下さい。自己検診も大切ですが、異常がなくても定期的な検査を行いましょう。

マンモグラフィーの放射線被爆の危険性は殆どありません。一回の放射線量は東京-ニューヨーク間の飛行機で浴びる自然放射線の半分と言われ、それも乳房だけなので骨髄への影響はありません。

マンモグラフィー検査の流れ

  1. Flow1

    電話予約

    ご希望日時に検診予約をいれます。

  2. Flow2

    受付

    簡単な問診をご記入いただき、検診についてご案内します。

  3. Flow3

    待合室

    検査着に着替えていただき、お呼びするまでお待ち下さい。

  4. Flow4

    マンモグラフィ

    十分な説明を行ったうえで撮影します。

  5. Flow5

    超音波検診

    腹部超音波検査と同じで、ゼリーを乳房につけて、検査をおこないます。

  6. Flow6

    結果説明

    検査を終えてから、混雑状況にもよりますが、10分~20分ほどで、検診結果のご説明をいたします。

乳がんに特に注意してほしい人

次のような人が乳がんにかかりやすいといわれています。

  • 1.家族(祖母、母、姉妹)が乳がんにかかったことがある。
  • 2.高齢初産(30歳以上)か、出産歴がない。
  • 3.初潮が早く(11歳以下)閉経が遅い(55歳以上)。
  • 4.閉経後の肥満。
  • 5.長期間(10年以上)のホルモン補充治療(更年期障害の治療)を受けている。
  • 6.片側が乳がんになった、良性の乳腺疾患の既往がある。

乳がん自己検診法

9つのステップ毎月実行しましょう

乳がんは乳房の中に、固くて痛みのない小さなシコリができます。このシコリがあるかどうか、自分で調べるのが「自己検診法」です。毎月、月経終了の1週間後ぐらいに、また、閉経した人は毎月、日を決めて調べましょう。

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    まず両腕を下げたまま、左右の乳首の形をおぼえておきます。

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    両腕を上げて、正面、側面、斜めを鏡に映し、次のことを調べます。乳房のどこかにくぼみやひきつれたところはないか、乳首がへこんだり湿疹のようなただれができていないかを確認します。

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    仰向けに寝て、右の乳房を調べるときは右肩のしたに座布団か薄い枕を敷き、乳房が垂れず胸の上に平均に広がるようにします。

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    乳房の内側半分を調べるには、右腕を頭の後方に上げ、左手の指の腹で、軽く圧迫して、まんべんなく触れてみます。

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    外側半分を調べるには、右腕を自然の位置に下げ、やはり左手の指の腹で同じようにまんべんなく触れてみます。

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    乳房を指先でつまむようにして調べると、異常がなくてもシコリのように感じますから、必ず指の腹で探って下さい。

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    右の乳房の検診が終わったら、左の乳房を同じ要領で検査します。

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    左右の乳首を軽くつまみ、乳をしぼり出すようにして、血のような異常な液が出ないか調べます。

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    毎月自己検診しているうちに自分の乳房の普通の状態がわかり、異常を早く見つけられるようになります。 少しでも異常があったら、ためらわず専門医の診療を受けましょう。

マンモグラフィー Q&A

マンモグラフィー、マンモグラフィー検診ってなに?

マンモグラフィーは、乳がんを診断する方法のひとつで、乳腺・乳房専用のレントゲン撮影です。マンモグフィー検診は、このマンモグラフィーを使った乳がん検診のことです。

どうやって撮影するの?

乳房を挟みながら圧迫して、上下方向から1枚、左右方向から1枚(合計2枚。両方の乳房を撮影する場合は合計4枚)撮影します。でも、圧迫したからといって、乳房の中のがんが飛び散るようなことはありません。

どうして圧迫しなければいけないの?

乳房を圧迫しながら薄く均等に広げます。こうすることによって、乳房の中の異常をより鮮明に見ることができます。

マンモグラフィーで何がわかるの?
触診ではわからないような小型のしこり、しこりを作らずに乳腺の乱れとして現れる病変、微細石灰化像を伴った病変を見つけることができます。

マンモグラフィー症例

  • 右乳癌

    長く当院に通院していた患者さんで、無症状でしたが、マンモグラフィーを平成17年に導入したのを契機に検査を受けたところ、C領域(腋の下近く)にわずかな石灰化を発見しました。超音波でも石灰化を伴う多形性の腫瘤を認めました。

  • 左乳癌

    腫瘤を自己触知したため、受診しました。マンモグラフィーでは乳頭の直上に引きつれた腫瘍が写っています。超音波でも明らかな癌を認めました。

料金

30歳代 診察料+乳腺超音波検査:千葉市のがん検診 自己負担1,200円(全額自己負担した場合…6,320円)
40歳代 診察料+乳腺X線検査2方向:千葉市のがん検診 自己負担1,500円(全額自己負担した場合…8,440円)
50歳代 診察料+乳腺X線検査1方向:千葉市のがん検診 自己負担1,200円(全額自己負担した場合…8,440円)
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